妙見社の大イチョウ

古木巡礼

この境内にある大イチョウは、樹齢700年は経ているものと推定される。根元の周囲11m、目の高さの幹周り8.3m、高さ約35m、枝張りは約12mあり、根元の周囲では県下最大である。雄樹であり、樹勢はすこぶる旺盛である。イチョウの大木は雌樹が多く、雄樹は珍しい。地上約3mの下枝は、第ニ次大戦中に、付近の畑地の食糧増産に害があるということで、切り落としたといわれ、今でも切跡を残している。枝の間にはネズミモチ、シュロ、ツルマサキ、ジャノヒゲ、オモト、ナツヅタ、ヒガンバナなどが一面に着生し ている。幹には空洞があってツルマサキの幹が伸びており、昔は中にヤマカガシが生息していた。このイチョウの大樹は、周りに大きい木がなく遠くからもよく望まれるため、昔、農民はこの木の黄葉によって麦まきの時期を知ったという。

(次)川棚のクスの森

古木巡礼 川棚地区に生育するクスノキの巨木である。この木には戦国時代の武将大内義隆の愛馬「ひばり毛」にまつわる伝承が残され、地元の人々に神木として扱われていた。推定の樹齢は1000年以上とされ、192 ...

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(前)平川の大スギ

古木巡礼 現在は、一本の木ですが、数本のスギがくっついたようです。根元の周囲は10.5m、高さは約35mで、十数本の大きな枝が四方にのびています。スギは東北地方から九州の屋久島(やくしま)まで広い範囲 ...

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