飛龍八幡宮の大玉杉

古木巡礼

杉は、まっすぐに伸びるという「スグキ」が語源とされ、スギ科に属する雌雄同株の常緑高木です。飛龍八幡宮には高さ34メートルの巨大な杉があり、枝の繁る様子が丸い玉のようであることから、大玉杉と呼ばれ親しまれています。胸高幹周は10.5メートルです。社伝によると、後光厳(ごこうごん)天皇(在位1352〜1371年)の時代、この地の岩に京都男山(おとこやま)の石清水(いわしみず)八幡宮から龍に似た光体が飛来したことにより、飛龍八幡宮が創建されたといわれています。この岩は神具岩(こうぐいわ)と呼ばれ、現在も須々万の地に残っています。社殿は康暦2(1380)年に建てられたとされています。言い伝えでは、新庄と本庄の2ケ所に杉を植え、よく成長した方を社殿地にすることとし、大きく成長した新庄の現在地に社殿を建て、その杉が大玉杉であるともいわれています。県内で最も大きい樹木である大玉杉は、たびたびの落雷や風害にもかかわらず、永く人々に支えらています。

(次)平川の大スギ

古木巡礼 現在は、一本の木ですが、数本のスギがくっついたようです。根元の周囲は10.5m、高さは約35mで、十数本の大きな枝が四方にのびています。スギは東北地方から九州の屋久島(やくしま)まで広い範囲 ...

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